世界チャンピオンを生み出したマシン
Team Associatedがこれまでに開発した中で、最も精密に設計された1/12スケールカー、それがRC12Lです。
デビューイヤーにして、IFMAR世界選手権で初優勝を飾りました。
本格的な1/12スケールオンロードレーサーのために設計されたRC12Lは、世界選手権・全米選手権を制した従来のRC12Eから大きく進化。
新開発のボールジョイントTバー／リアポッドデザインはモーター重量を中央に配置し、ねじれ量を高精度に調整可能としました。
また、振り分け式（サドルパック式）NiCd／NiMHバッテリーレイアウトを採用し、加速時のフロント応答性を高めています。
室内カーペットコースに最適化されつつも、**インディペンデントサスペンション（コイルスプリング式）**によりアスファルト路面にも対応。
超軽量レーシングホイールが大幅な軽量化とレスポンス向上に貢献し、各種タイヤコンパウンド・スプリング・ギヤ比で細かなセットアップが可能です。
当時はカーボンファイバー仕様の「Pro」と、グラスファイバー仕様の2種類が存在。
世界選手権を制したProモデルでは、シャーシとリアポッドにグラファイト素材を使用し、アルミ製モーターマウントと7個のボールベアリングを標準装備していました。
Team Associated RC12L 1/12スケールの伝説的ワールドチャンピオン
RC12Lは、これまでに製作された1/12スケール電動オンロードパンカーの中でも最も象徴的なモデルのひとつです。
1983年にロジャー・カーティス（Roger Curtis）とジーン・ハスティング（Gene Husting）によって開発され、RC12Eの後継機として登場。
軽量かつ高剛性のシャーシ、洗練されたサスペンションジオメトリーにより、コーナリングスピードと操作精度を飛躍的に高めました。
「L」は、全く新しいボールジョイントTバー／リアポッドを設計したギル・ロッシ Jr.（Gil Losi Jr.）の名「LOSI」に由来し、同時にその滑らかでリニアな操縦特性（Linear）を表しています。
登場と同時にRC12Lはレースシーンを席巻。
1980年代には数多くのROAR全米選手権を制覇し、トップレーサーの定番モデルとなりました。
さらに世界でも成功を収め、1986年アナハイム（アメリカ）でトニー・ナイジンガーが世界王者に、1988年イギリスでは広坂正美が初の世界タイトルを獲得。
そして1990年シンガポール大会ではクリス・ドセックが優勝し、RC12Lはその地位を不動のものとしました。
トニー・ナイジンガー、広坂正美、クリス・ドセックら名ドライバーの手で世界を制したRC12Lは、革新性・スピード・信頼性を兼ね備えたマシンとして、Team Associated史上最も影響力のある1/12スケールカーのひとつとなりました。
Features
1986年発売オリジナルRC12を忠実に再現
カーボンファイバー製シャーシ
カーボンファイバー製ダンパープレート
カーボンファイバー製ロアブラケット
オリジナルRC12のフロントサスペンションジオメトリーを再現（安定したタイヤ摩耗特性）
コイルスプリングスライド式サスペンション
アジャスタブル・リアアクスル（高さ調整機構）
フルアジャスタブル4輪独立サスペンション
CNC削り出しアルミ製リアバルクヘッド（右側）
Varilokデファレンシャル搭載
フラットボトムシャーシ（皿ビス仕様）
キャップボルト式トゥイーク調整機構
ボールジョイント支持Tバー構造（最適化されたフレックス特性）
360度アジャスタブルショックダンパー
超軽量フロント＆リアレーシングホイール
T.o.J.製クリアボディ付属
レーシングフォームタイヤ付属（未接着）
32ピッチ スパーギヤ＆ピニオン付属
ナチュラルホワイト成型パーツ
フルボールベアリング仕様
復刻版専用ヴィンテージデカール付
